伝統的なザ・男子校のようで、説明会で受けた学校の印象は、「まじめ」「アナログ」「アピール下手」「質素」(すべていい意味)。もう少し偏差値が低ければ言うことなしだと思います。
説明された先生のお話を脈絡なく書き連ねるだけなのですが、こんな感じでした。
【校風】
・世の光たれ(自分以外の誰かを灯す存在に)
・アシステンツァ(生徒同士の助けあい)
→卒業生に医師が多いのはこのあたりからか?学校として医学部を推す印象は一切なく、進学先について特定の学校を目指させる校風もないと感じました。
・よく遊べ。馬鹿なことを一生懸命やる校風
【とにかく合宿多し】
・校舎の立地が良いため、悪い面もある(教育が痩せてしまう)ため、学校が所有する和歌山南部学舎、長野黒姫山荘での合宿授業を頻繁に行う。(年2、3回?)
・学校には家庭科室がないので、合宿で調理実習
・自由時間も楽しむ:例えば釣りでは、釣った本人の望む料理方で食す(専属調理師がいる。アレルギー対応も万全)。
・登山合宿あり。学年が上がるごとに高い山に挑戦する。
・スキー合宿もあり(年1~2回?)各教科の教師が教える。
・入学初日から学校で合宿。約10日間、合宿棟から授業へ通う。洗濯も自分たちで行うが、授業中に朝干してきた衣類がグランドを舞うこともしょっちゅう。
→失敗を先回りせず見守る様子を感じました。合宿のキャンプファイヤーでも、燃料が多すぎてものすごい炎になっていましたが、先生が「これは燃えすぎですね」と淡々と語られる様子も、とにかく生徒がやってみる様子を垣間見ました。何度も寝食をともにする中で生徒同士の絆が深まることに納得。
・修学旅行はあ中学は立山連峰縦断、高校は投票で1位になったところ
【部活動参加率高し、サイエンス関係の大会で好成績】
・運動部は1つ、文化部はいくつでもOKというきまりで兼部が認められている(そのため中学校での加入率はデータ上100%を超えてしまっている)。
・活動は2日に1回(週3)
・科学関係の◯◯甲子園等で多くの実績をあげている。アシステンツァにより、団体戦に強い。
【校舎】
・大阪南の中心エリアにあり便利な立地。8時35分始業。
・校舎は2008年築。新しさは感じないが清潔が保たれ、重厚で広々とした印象。
・図書館の蔵書は見るからに少なそう。
・特段豪華な設備があるわけではない。
【その他】
・英語教育が~というお話もありましたが、新興校のような積極的な教育の印象はありませんでした。ハーバード大への短期留学(?)等
・ついていけない生徒を作らないように、昔ながらの方法で歩んで行こうという雰囲気(?)OBが遊びにきては、職員室に「家庭教師しますよ」というメモを貼っていくそうです。しんどそうな生徒がいたら、先生がとりもって家庭教師に入ってもらい兄貴分の力を借りて復活を目指すといった話も印象的でした。
・全くアピールされませんでしたが、コロナ禍のオンライン授業等も他校と同じようにされていた様子。
・入試情報もありましたが、あまり覚えていません。受験日は初日1回のみ。進学希望アンケートは合格者数を決めるための参考にしか使わないので正直なところを書いてほしい。追加合格の電話は、つながるまで掛けるとのこと。
という感じで、派手なアピールも映えた動画もなく、良い意味で質素な会でした。理科の授業やクラブが豊富なことを希望している息子は、自然体験の多さなど、お気に召した様子。「ぼく、追加合格で入れるかな?」と言っていました。制服がわりとかっちり決まっていますが(息子が忌み嫌う学ラン)、それでもいいそうです。母としては、繰り返す合宿で生涯の友ができるんじゃないかという期待で高感度大でした。
初日1回きりの試験、高すぎる偏差値がどうなんだという感じでしょうかね。